
12月15日(日)は、熊本県の菊池市総合体育館で開催された全九州少年剣道選抜大会に出場して参りました。
予選リーグ 1回戦 大村中央少年剣道スポーツ少年団(長崎)
初戦はなんとお相手が欠場されたとのことで不戦勝。試合開始間際に判明したこともあり、結果的にこの出来事で浮足立つことになってしまった感がありました…(監督も含めて)まだまだだね(^_^;)
5勝0敗(10 – 0): 不戦勝
先鋒 半田 ー
次鋒 在津 ー
中堅 飛永 ー
副将 川口 ー
大将 品川 ー
予選リーグ 2回戦 明和剣友クラブ(宮崎)
予選リーグ2回戦は散々でした…いい所がまったく出ないまま完敗。
完全に浮足立った選手たちは落ち着きを取り戻すことができず、いつも流れを引き寄せてくれるエースが不在なこともあり、相手の勢いを止めることはできませんでした。やはり剣は心ですね。悔しすぎます(T_T)
0勝4敗1分(7 – 0): 負け
先鋒 川崎 メ ー 半田
次鋒 池ノ上 メ メ ー 井上
中堅 谷ヶ久保 ド メ ー 川口
副将 椎葉 引分 在津
大将 中武 メ ド ー 品川
予選リーグ 3回戦 大野南剣道スポーツ少年団(福岡)
予選リーグ3回戦。この試合に勝利すればまだ決勝トーナメント進出の可能性が残されていたのですが…
チームとしてはようやく本来の落ち着きを取り戻し、エース不在の苦しい展開の中、一人ひとりが粘り強くつないで代表戦に持ち込みました。
しかし、代表戦で惜しくも敗北。正直、この壁は乗り越えたかったです。
相手が代表に誰を立ててくるかの予測の面で、こちらの代表を誰にするか、ここ一番で監督が迷ったのが最大の敗因と思われ反省しています。申し訳ない。
洞察・判断・決断・実行のサイクルを一瞬で確実に行う厳しさを改めて噛み締めました(T_T)
そんなわけで、残念ながら今年も予選リーグを突破することはかないませんでした。
1勝1敗3分(1 – 1):代表負け
先鋒 安川 引分 半田
次鋒 山本 メ ー 井上
中堅 古賀 ー ド 川口
副将 松下 引分 在津
大将 福山 引分 品川
代表 安川 ド ー 品川
こうして令和元年最後の大会は終わっていきました。
大会での試合内容はともかく、終了後にいくつかのチームと錬成試合をしていただいた中で、次に自分たちが取り組むべき内容に気づいた様に見えたのが一番の収穫でした。
其れ剣は心なり。心正しからざれば、剣また正しからず。
すべからく剣を学ばんと欲する者は、まず心より学べ
これは、大分 豊前中津藩士 島田虎之助が遺したと言われる大変有名な言葉です。
明治維新の立役者のひとりとして知られる勝海舟も、勝麟太郎と名乗っていた頃に、島田虎之助に弟子入りして多くのことを学んだと伝えられています。力や技よりも心の修行に重きをおいていた島田虎之助は「剣には君子の剣、小人の剣がある」と麟太郎に語り、道場での稽古だけでなく、学問を学び、参禅して心胆を練ることも大切な修行であると説いたそうです。
中でもここ一番の大切な時に、落ち着いて適切に対処できる強い心を養うことができたのは島田虎之助のおかげだと、勝海舟として偉業をなした後に述懐したとも伝えられています。
さて、剣道が強いとはどういうことでしょうか?
試合に負けてはいけないのはなぜでしょうか?
試合に勝てればそれでいいのでしょうか?
私たち剣士は、剣道の稽古を通じて何ができるようになろうとしてるのでしょう?
剣道を学ぶことが人間づくりにつながるのはなぜでしょう?
今回の試合結果を道場に持ち帰り、ともに剣道修行に取り組む仲間として、これからも一緒に、こうしたテーマについても考えていきましょう。